どう選べばいいの?結婚・婚約指輪で使うダイヤモンドの種類と選び方
結婚指輪や婚約指輪にあしらう宝石。エメラルドやサファイアなど、たくさんの種類がありますよね。そんな中で、やはり人気が高いのは何と言ってもダイヤモンド。
ダイヤモンドは「永遠の絆」という石言葉の通り、永遠に二人が絆で繋がり続けますようにという願いを込めて、結婚指輪や婚約指輪にダイヤモンドを選ぶカップルがたくさんいます。
ただ、ダイヤモンドと言っても、大きさや色など色々な種類があり、何を選べばいいのか迷ってしまうもの。ここでは、そんなダイヤモンドの種類と、結婚・婚約指輪にオススメのダイヤモンドの選び方についてお伝えしていきます。
ダイヤモンドの評価基準”4C”とは?
ダイヤモンドを選ぶときは、ダイヤモンドの評価基準でもある”4C”を知る必要があります。そして、この4Cはダイヤモンドの選び方でもありますので、しっかりと理解しておきましょう。
ダイヤモンドの重さCarat(カラット)
よく、「〇〇カラットのダイヤモンド」という言葉を聞きますよね?このカラットとは大きさだと思われがちですが、実は、大きさではなく、”重さ”のことなんです。
ちなみに、1カラットは0.2グラムの重さで、直径は約6mmで、カラットは「 __ct」と表記されます。
婚約指輪でよく選ばれるダイヤモンドのカラット数
1. 0.2ct~0.3ct未満 31.9%
2. 0.3ct~0.4ct未満 28.2%
3. 0.4ct~0.5ct未満 10.6%
4. 0.2ct未満 7.3%
5. 0.5ct~0.6ct未満 6.2%
6. 0.6ct~0.7ct未満 2.7%
7. 0.7ct~0.8ct未満 2.5%
8. 1.0ct以上 1.9%
9. 0.9ct~1.0ct未満 1.2%
10. 0.8ct~0.9ct未満 1.1%
(※データ参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2015)
全体の6割のカップルが婚約指輪に0.2ct〜0.4ctのダイヤモンドを選んでいるようです。
ダイヤモンドの透明度を表すClarity(クラリティ)
クラリティとは、ダイヤモンドについている傷や欠け、内包物などを評価する基準値のことです。一見、肉眼では傷なんてないように思いますが、10倍の拡大検査で見てみると細かな傷があることも。また、この傷や欠け、内包物の状態で、ダイヤモンドの輝きが変わってきたりもします。
結婚・婚約指輪に使われるダイヤモンドは、一般的に、肉眼では確認できない基準値以上の物を選ばれることが多いです。
ダイヤモンドの色を示すColor(カラー)
ダイヤモンドは無色透明に思われがちですが、実は、かすかな色がついているんです。もちろん、無色透明に近ければ近いほどその価値は高くなります。
ですが、一定の色味がついているダイヤモンドは、「ファンシーカラー」といい別の評価基準で評価されたりもします。ファンシーカラーには、赤・ピンク・ブルー・緑・黄色など、たくさんの色味があります。
色の範囲は、D〜Zまであり、Dの方が無色透明です。一般的にはD〜Gまでのカラーはほとんど違いがわからないので、この中から選ぶことが多いようです。
ダイヤモンドの輝きと関係するCut(カット)
カットの良し悪しで、ダイヤモンドの輝きは驚くほど変わってきます。また、ダイヤモンドの輝きはもちろん、カットの仕方によってデザイン性も大きく変わりますので、指輪自体の印象をガラッと変える要素にもなります。
カットのグレードはもちろんですが、カットの仕方も併せて選びたいものです。
婚約指輪によく使われるダイヤモンドのカット
・ラウンドブリリアントカット
婚約指輪に限らず多くのダイヤモンドで採用されるスタンダードなカット方法です。スタンダードなだけに、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すカットとされています。上から見ると円形になるのがこのカット方法の特徴です。
・オーバルシェイプ
ダイヤモンドの存在感を引き立たせるよう、上から見た形が楕円形にカットするのが、このカット方法の特徴です。
・ペアーシェイプ
しずくのような形に見え、とても可愛らしいデザインのカットです。その見た目が、洋ナシのような形をしていることからこの名前がつけられています。
・ハートシェイプ
その名のとおりハート型にカットされたもの。可愛らしくカジュアルなデザインのリングと併せてよく採用されます。
・マーキースシェイプ
エレガントな印象でダイヤモンドの大きさが強調されるカットです。スマートな船の形のようになるのが特徴のカットです。
後悔しないダイヤモンドを選ぶために
結婚・婚約指輪はほとんどの人にとって一生に一度のこと。その指輪に選ぶダイヤモンドもしっかりとこだわりたいものです。こちらの記事で紹介した4Cを正しく理解して、あなたにとって最高の一粒をぜひ選んでください!
また、ダイヤモンドには鑑定書がついてきますが、実は、公的な鑑定機関は1つもなく、ずべて私的な鑑定機関しかありません。中には、悪質な業者もないとは言い切れないので、信頼できるお店で購入することをオススメします。
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